1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:12:42.399 ID:vnq1VYObM.net
後輩「私と離れるの寂しかったりしますー?」

先輩「うん。寂しいよ」

後輩「素直でいい子ですねぇ。……で、他に何か言うことはないですか?」

先輩「あー。卒業してからも、機会があったら遊ぼうね」

後輩「もう! 先輩は意気地なしですね!」

先輩「うん? 何が?」

後輩「まったく! 年下の私に言わせる気ですか!?
  先輩が私のこと好きなこと、ずっと気付いてましたよ!」

先輩「>>5

5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:14:55.026 ID:tgaS9AGR0.net
Galois群の計算で忙しいのでまた

8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:18:35.184 ID:vnq1VYObM.net
後輩「がろあぐん?」

先輩「うん。頭の中に数式展開させてるから。少し黙ってて」

後輩「がろあ……。あ、ああ……! 私も知ってますよ! 金色の戦士ですよねぇ!
  友達が20万勝ったとか言ってましたぁ!」

先輩「それはGAROでしょ。僕が言ってるのはガロア」

後輩「あ、ああー! あ、あそこのケーキおいしいですよねぇ!」

先輩「卒業前に論文発表しておきたいんだ。悪いけど静かにして」

後輩「>>12

12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:25:39.337 ID:p4AEVRWZ0.net
チンポしゃぶらせてください

13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:28:35.494 ID:vnq1VYObM.net
先輩「いいよ。僕は計算続けるから勝手にして」ボロン

後輩「やったー! いただきまーす!」カポッ

先輩「……」

後輩「じゅぷじゅぷっ……。んっ……。じゅぽっ……」

先輩「……」

後輩「はぁ……。じゅぷっ……。んんっ……」

先輩「出来た!」ドピュウッ

後輩「ぷあ……っ!? な……、いったい……、何ができたんですかぁ……?」

先輩「決まってるだろ。>>15だよ」

15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:31:19.393 ID:9QqJdI4D0.net
せかいせーふくけーかく

16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:35:53.262 ID:vnq1VYObM.net
後輩「世界征服……? 先輩は何を企んでいるんですか……?」

先輩「僕がこんな小さな島国に収まる器だと思う?」

後輩「お、思いません! 上位0.001%の頭脳を持った人しか入学できないこの学園で、
  歴代トップクラスのエリートなんですから!」

先輩「僕と一緒についてくるかい? 君は頭は悪いけど、その頭脳は買ってるんだ」

後輩「もちろんです! 一生ついて行きます!」

先輩は世界征服をするため、手始めに>>18

19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:41:55.629 ID:vnq1VYObM.net
~学園・校舎裏~

後輩「く……ッ! 先輩ぃ……」

先輩「ふっ……! ふっ……!」パァン! パァン!

後輩「激しすぎ……ッ! ですぅ……ッ!」

先輩「オラ! 出すぞッ!」ドピュウッ!

後輩「ぅ……っ! はぁ……っ!」トサッ

先輩「お前は俺の遺伝子を残すことに専念しろ。相手は世界だ。
  手駒はいくらあっても多いということは無い」

後輩「はいぃ……。がんばりましゅうう……」ヘナヘナ……

20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:44:38.270 ID:vnq1VYObM.net
~学園・理事長室~

先輩「……と、いうわけです。一応、理事長の耳には入れておこうと思いまして」

理事長「ふむ。そうか」

先輩「……それだけ、ですか」

理事長「世界征服。結構だと思うね。同じ野望を持った者が、過去にも数人いたが」

先輩「……」

理事長「君ほどの才能は無かった。期待しているよ」

先輩「……ありがとうございます」

21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:47:26.352 ID:vnq1VYObM.net
~ホワイトハウス~

電話機『prrrrrrr……』ガチャ

米大統領「……君か。この時期に直通電話にかけてくるなんて、君くらいしかいないと思ったが」

理事長「それは光栄ですね。あなたに、お伝えしたいことがありまして」

米大統領「……なんだね。また良からぬことでも企てているのか」

理事長「私は何もしませんよ。私はね」

米大統領「悪いが、用件だけ伝えてくれないか。私はこれでも忙しいんだ」

23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:50:06.685 ID:vnq1VYObM.net
理事長「それでは。ごきげんよう」ガチャッ

電話機『ツーツー……』

米大統領「あの男……、何を考えている……」

補佐官「どうかしましたか。プレジデント」

米大統領「……在日米軍を、いつでもスクランブル発進できるようにしておいてくれ」

補佐官「……御意。して、その相手は」

米大統領「日本だ」

補佐官「は?」

米大統領「日本だよ。彼は……、彼らは、世界を獲るつもりだ」

24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:54:05.059 ID:vnq1VYObM.net
~学園横・特別施設~

ドア『ガチャっ』

後輩「……っ! 先輩っ! 会いたかったですぅ!」ダキッ

先輩「激しく動くな。君のおなかにいる、僕の子に何かあったらどうする」

後輩「あ……、すいません……」シュンッ

先輩「いいか。君は僕の子を産む機械に過ぎない。余計な感情は捨てろ」

後輩「でも……。私の先輩のことを好きな気持ちは……」

先輩「僕は君に対してなんの感情も無い。愛してる、と一言言われれば満足するような、
  そんなくだらないものはさっさと捨てるんだ」

後輩「わか……りました……」ポロポロ

先輩「いちいち泣くな。次やったら、涙腺を除去して瞼を縫い付けてやるぞ」

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 20:58:09.520 ID:vnq1VYObM.net
~学園・理事長室~

先輩「失礼します」ガチャッ

理事長「君がわざわざ来るなんてね。電話じゃ済まない用事かな?」

先輩「言わなくても分かるでしょう。我が学園を卒業した研究者100人、
  いつになったら召集できるのですか」

理事長「我が学園……、ねぇ。”ここ”は”君”の学園じゃない。私のモノだ。訂正したまえ」

先輩「……そんな言葉遊びをするつもりで来たわけじゃありません。質問に答えてください」

理事長「死んだよ」

先輩「は」

理事長「”我が”学園の卒業生はね、世界に仇名す危険人物として、先進諸国に処刑された」

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:01:06.774 ID:vnq1VYObM.net
先輩「そんなニュース……、流れていませんよね」

理事長「報道規制が敷かれているからね。
  まぁそんなことをしなくても、マスコミにその情報は流れていない」

先輩「……」

理事長「君には期待しているよ。せいぜい頑張るといい」

先輩「……手駒が、圧倒的に足りませんよ」

理事長「君は天才なんだろう? このくらいの逆境は、跳ねのけてくれないと困るよ」

先輩「……」

理事長「なんだねその目は。用事が済んだのなら、さっさと退室したまえ」

28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:03:21.779 ID:vnq1VYObM.net
~ホワイトハウス~

補佐官「プレジデント。お言葉ですが、彼らは世界の宝ですよ」

米大統領「……分かっている」

補佐官「彼らの残した功績は計り知れません。全員処刑などと」

米大統領「分かっているッ!!!」ドンッ!

補佐官「……」

米大統領「彼らの残した業績が偉大であれば偉大であるほど、世界にとっては脅威になる」

補佐官「……」

米大統領「危険因子は、早急に取り除くべきなんだよ」

30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:05:50.324 ID:vnq1VYObM.net
~学園横・特別施設~

後輩「……先輩」

先輩「ごめん」ギュウッ

後輩「え……。先輩……、どうしたんですか……」

先輩「どうしたらいいのかな……」

後輩「先輩……っ!? 泣いてるんですか……!?」

先輩「僕……。もうどうしたらいいのかよく分からなくて……」

後輩「……いいんですよ。先輩は、先輩のやりたいようにやったらいいんです」

先輩「……」

31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:09:04.920 ID:vnq1VYObM.net
後輩「先輩がどうなっても、私は先輩の味方ですから」ギュウッ

先輩「……ありがとう」

後輩「この子もいますし、ね」

赤ん坊「……」スヤスヤ

後輩「先輩は知らないでしょう」

先輩「え……?」

後輩「この子、産声を上げなかったんです。お医者さんは、呼吸が止まってるって慌ててたけど」

先輩「……」

後輩「私にははっきりと分かりました。産声の代わりに、フェルマーの定理を証明しながら生まれてきたんです」

赤ん坊「……」スヤスヤ

後輩「紛れもなく、先輩の子供ですよ」

33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:12:12.766 ID:vnq1VYObM.net
~ホワイトハウス~

補佐官「滅茶苦茶だ! あなたは何を……!」

米大統領「分かっている! 私にも分かっているんだ……!」ガタガタ

補佐官「早く止めてください! できるのは、あなたしかいない!」

米大統領「私は……、私は怖いんだよ……」

補佐官「プレジデント……!」

米大統領「彼ら……。彼らが相手だと思うと……!」

補佐官「しかし……! これはやりすぎでは……」

米大統領「世界の命運がかかっているんだ! これくらいしなくてどうするッ!」

補佐官「おっしゃっていることは痛いほど分かります……。しかし……、日本を国土ごと消滅させるというのは……」

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:17:25.468 ID:vnq1VYObM.net
~在日・米軍基地~

『やるのか……。本当に……』

『本土に連れて帰れるのは家族だけ……。日本に友人もたくさんいるんだぞ……』

『仕方ないさ。それが世界の選択なんだ』

『お前は気楽でいいな……ッ! 俺には……、日本人の恋人が……ッ!』

『世界に仇名す穢れた血だ。浄化させるものだと思えばいい』

『なんだと……ッ!』

『エクソシストさ。俺たちは』

『……ッ! 貴様ァ!!!!!』ガッ!

『やめろ! もうじき作戦決行の時刻だ!』

現地時間、本日14時。コレヨリ2時間後、日本国ハ、
世界各国ノ核兵器ニヨル集中砲火ヲ受ケ、消滅スル。

35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:25:38.938 ID:vnq1VYObM.net
~同日同時刻・ベラルーシ~

『なんだってここから……』

『自分の国土をこれ以上汚したくないんだろうよ。ロシアの連中は』

『はっ。まわりはどうなってもいいってか。さすがだよ、侵略様はよォ』

『核兵器発射の準備は……』

『ん。誰だよ、こんなとこにフリスク置いたの……』

これより約13分後。世界は作戦の変更を余儀なくされた。
突如響いた轟音により、ベラルーシを始め、
各地にある核兵器発射場の大半を失ったためである。

36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:28:58.965 ID:vnq1VYObM.net
~学園横・特別施設~

後輩「ああー! ダメだよ、フリスクなんて食べたら」

赤ん坊「食べるわけがないだろう。こんな刺激物を」

後輩「えっ……」

赤ん坊「ふん。僕が喋るのがそんなにおかしなことか」

後輩「……」

赤ん坊「君達がノロノロとしているから、僕が動くはめになった。
   驚いている暇があったら、感謝の一つもして欲しいかな」

後輩「誰か……。先輩……! せんぱあああああーーーーーーいッ!!!!!!!」

37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:32:07.483 ID:vnq1VYObM.net
およそ6分後。

~学園横・特別施設~

先輩「なるほどね……」

赤ん坊「君が開発したワープ技術でね、フリスクを反物質ごと転送したのさ。
   世界各地にある核兵器発射場にね」

先輩「君って言うなよ。パパと呼びなさい」

赤ん坊「……分かったよ、パパ」

先輩「しかし……、反物質の開発に成功していたとは」

赤ん坊「むしろなんでこんな簡単なことができないんだ。既成概念にとらわれすぎなんじゃないの、パパは」

先輩「……なんだと?」

38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:36:24.771 ID:vnq1VYObM.net
後輩「対消滅なんて……、私教えてないのに……」

赤ん坊「少し考えれば分かることだろ。だから君は凡人なんだ」

先輩「……ママと言いなさい。あまり調子に乗るなよ」

赤ん坊「ごめんよ、パパ。ここのところ忙しくてほとんど寝てないんだ。
  だからイライラしてしまってね」

先輩「それで、お前は次の手をどう考えてる?」

赤ん坊「さあ。それを考えるのは僕の仕事じゃないでしょ。
   目の前の脅威を払うのに精いっぱいだったんだ」

先輩「……そう、か」

赤ん坊「じゃあ僕は寝るよ。起きたら食事するから、そのつもりでね、ママ」zzz……

39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:39:16.670 ID:vnq1VYObM.net
後輩「……寝てる時と、おっぱい飲んでる時は、この子すごくかわいいのに」

先輩「ごめんね。君にばかり、苦労をかけて」

後輩「ふふっ」

先輩「……何?」

後輩「ああ、ごめんなさい。あなたが優しくて、なんだか、うれしくって……」

先輩「……二人目は、素直な子がいいね」チュッ

後輩「……ええ。でも、この子も、別に悪い子じゃないのよ」

40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:43:17.892 ID:vnq1VYObM.net
~ホワイトハウス~

大統領「反物質……?」

補佐官「確証は得られませんでしたが、状況を考えるなら、おそらく」

大統領「大陸の一部を削り取るような、そんな兵器をどう運び込んだんだ……!?」

補佐官「例えば……、これです」ピンッ

大統領「……フリスク、か。これが、何だね」パシッ

補佐官「それで、核兵器4発分です」

大統領「……なんだと?」

補佐官「反物質がそれだけあれば十分すぎるほどなんですよ。破壊兵器としてはね」

41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:47:31.833 ID:vnq1VYObM.net
約1か月後。

~学園横・特別施設~

赤ん坊「順調だね。世界は確実に我々の手に」

先輩「こんなものは征服とは言わん。ただの破壊活動だ」

赤ん坊「手柄を取られて悔しいの? 理事長も褒めてたよ、僕のことを」

先輩「大陸の3分の2、世界の人口を半分にしておいて何が征服だ。
  残ったのは瓦礫の山だけじゃないか」

赤ん坊「パパは分かってないね。一人の天才よりも、三人の馬鹿の方が強いんだ。
   人口なんてまだ多すぎるくらいだよ。頭の悪い人間は全て死滅するべきさ」

43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:51:36.016 ID:vnq1VYObM.net
先輩「労働者と消費者の大半は馬鹿で占められてるんだ。
  貴重な人材を自ら消してどうする」

赤ん坊「貴重? パパも丸くなったもんだね。それこそやつら、掃いて捨てるほどいるじゃないか」

先輩「だからこそ上に立つ意味があるんだ」

赤ん坊「そんなものはないね。究極を言えば、一部の天才を除いて、
  人間なんてものは繁殖用に最低限確保するだけでいいんだよ」

先輩「……その先に、何がある」

赤ん坊「別に何も? 結果を考えるのなんて、低俗な人間だけがする行為さ。
   僕達は、そんな次元にいないだろう?」

44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:54:57.655 ID:vnq1VYObM.net
先輩「そうか。彼女の遺伝子のせいか、君は頭が良くなり過ぎたらしい」ググッ……

赤ん坊「がっ……!?」

先輩「腕力に勝る人間相手に、戦う術を君は持っているのかな」グググググッ……

赤ん坊「……ッ!」

先輩「失敗だったよ。君をここで殺すのが、僕のせめてもの親心だ」ググググググググッ……

赤ん坊「……」パタッ……

先輩「……ごめん。ごめんよ、本当に」

45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 21:57:56.032 ID:vnq1VYObM.net
後輩「ただいまー……」ドサッ

先輩「おかえり。落とした買い物袋の中身から見て、今晩はカレーかな」

後輩「赤ちゃん! 私の……っ! 私の赤ちゃん……っ!」ガバッ!

先輩「……悪かった。あまりにも勝手なことを言うから、殺しちゃったんだ」

後輩「どうして……」ポロポロ

先輩「この子は賢過ぎたんだよ。世界を生きるにはね」

後輩「……そんな」ポロポロ

先輩「次の子は、こうならないことを祈ろう」

46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 22:02:11.282 ID:vnq1VYObM.net
その三日後。
世界の計画通り、日本という国は、その地に住む国民ごと消滅した。
一部を除いて――。

~某国・処刑場~

後輩「いやあああっ!!!! 嫌よッ!!!! 離してええええ!!!!」

先輩「……君はいつもそうだね。頭が良いくせに馬鹿で。他人のために取り乱して」

執行人「口を開くな。さっさと歩け」

この日、有史以来の最大最凶最悪な大犯罪者が、公衆の面前で処刑された。

47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 22:05:06.439 ID:vnq1VYObM.net
5年後。
破壊されずに残った地に人々は移り住み、厄災の痛みを心に残しながらも、
細々と、それでも強かに暮らしていた。

~某国・某所~

幼女「ママー」

後輩「あらあら。何かしら……」パサッ

幼女「お花の髪飾りよっ」

後輩「ふふっ……。幼女ちゃんは優しいわねぇ」

48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 22:10:05.764 ID:vnq1VYObM.net
幼女「託児所の子がね、いっつも威張るのよ」

保育園や幼稚園というものは、公立私立に関わらずほとんど無くなり、
義務教育以前は、有志による託児所がメインになりつつあった。

後輩「そうなの?」

幼女「うん。お前にはパパがいないのか、って。その子もママがいないくせに」

ほっぺたをぷうっと膨らませる我が子に、優しく微笑みかけながら、若い母親は言う。

後輩「きっとね、その子も寂しいだけなのよ。だから、とびっきり優しくしてあげなさい」

50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 22:16:24.044 ID:vnq1VYObM.net
幼女「うん! そうする!」

満面の笑顔を見せると、再び花咲き誇る草原へと不器用に駆けていく。
その背中を見つめながら、若い母親は呟いた。

後輩「あなた……。私達は、なんとか生きてますよ」

美しく光を反射させる緑の向こうにそびえる廃墟を遠目に見ながら、
自身の犯した過ちと、子供の未来を重ねないように、
彼女は精一杯笑ってみせるのだった。

終わり

52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 22:23:57.154 ID:vnq1VYObM.net
読んでくれた方、レスくれた方、ありがとうございました。

53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/04/05(日) 22:25:29.019 ID:enmeHsAZa.net

54: 2015/04/05(日) 22:28:00.413 ID:cIPr7VHl0.net
おつつ

引用元: 後輩女「先輩もそろそろ卒業ですねー」先輩男「そうだね」